夢が叶うということ

2016年11月26日「手をつなぎながら」公演開始が
決まった際の地頭江音々の表情。彼女のこの表情
から何を読み取るか。
まず彼女のいままでの足跡を、元SKE48松井玲奈
との関係性に着目しながら振り返る。

松井玲奈の背中を追って

地頭江音々が憧れる存在として挙げるメンバー、
正確には元SKE48メンバーの松井玲奈。
彼女の存在こそ、地頭江音々がSKE7期オーディ
ションを受けた理由のひとつに挙げてよい
だろう。
松井玲奈といって思い浮かぶ代表的公演が「手を
つなぎながら」通称手つな。この公演から「雨の
ピアニスト」等の秀逸な公演曲が生まれた。

宮崎→名古屋→宮崎

2014年、地頭江音々はSKE7期オーディションを
受けていた。ファン投票という新たな方式も
取り入れられたオーディションだったが、見事に
クリアしていく。あとは最終審査を残すのみと
なっていた。
2014年12月17日「地頭江音々、辞退」と発表
される。アイドルになることを諦めたわけでは
ない。地元宮崎と名古屋の距離。当時中2だった
彼女には、そういう選択をするしかなかった。

交錯する運命

2015年8月、憧れの松井玲奈はSKEを卒業する。
「松井玲奈と同じ公演の舞台に立つ」…この夢は
事実上可能性がゼロになってしまう。
それでも「アイドルになる」という夢は捨て
なかった。2016年7月、HKT4期生として加入を
果たす。

博多で夢が実現

HKTが手つな公演をやる! しかも地頭江音々を
含む研究生も出演できるのだ。
2014年当時「手つなをやるならSKEしかない」
という状況だったことを思い出せば、やはり
AKBグループは「カオス」だ。
そして…あの時もし彼女がすんなりSKEに加入
していたら、「地頭江音々の手つな」は永遠に
実現しなかったかもしれない。
11月26日、HKT5周年手つなに出演し、鬼神の
パフォーマンスを見せる。画像は「雨のピア
ニスト」

夢の続きはこれから

「オーディション辞退」という、とてつもない
マイナスから…ここまで来た。
いくら努力しても報われない「ツキのない」
メンバーもいるなか、確かに運はバツグンだ。
「ただ運がいいだけ」…そういう見方もある。
その評価を覆すのはこれからだ!